今回は、ブログ引っ越し中に水面下で計画していましたが、断念したビジネス案を紹介します。
同じようなことを検討されている方も多いと思いますので、ご参考になればと思います。
(ご参考になりませんがw法律面で問題ありです)
日本⇔韓国でのビットコインアービトラージ
もともと、今回の話題が出たのは当ブログで紹介しています「某案件」での、あるグループからでした。
どうも、日本のビットコイン価格と韓国でのビットコイン価格に、かなりの差額(当時3万円ほど)があるとのこと。
「何でこんな差額があるのに、誰も手を付けていないんだろう?」
そもそも、HYIPハイプ案件のスキームで多いのがこちらの「アービトラージ」ですが、この日本と韓国間ではかなりの差額が発生しているため、「これがマンパワーでこっそりできれば面白いのでは?」という展開になりました。
幸い、韓国に良く観光する友人もいるので、今回の趣旨をミーティングし、実際韓国にて現地の方にヒアリングしてもらう段取りですすめておりました。
今回のアービトラージのミソ
出典:https://jpbitcoin.com/markets
今日現在の1btc当たりの価格が上記です。
JPYが日本円、KRWが韓国ウォン。今日現在ですでに差額1万円を切っておりますが、当時(2、3週間ほど前)は約3万円ほどの差額になっておりました。
- 日本でまずビットコインを購入する。
- 韓国の協力者に送金する。
- 韓国で売却してウォンを日本に送金してもらう。
- ウォンを日本で日本円に戻す。
- それぞれにマージンが発生する。
後は、日本での参加者と出資者、または韓国での参加者を募る手配をする段取りまですすみました。
(そこはフレキシブルに対応していこうかなと検討)
結論
結果から言えば、今回のビジネス案、少なくとも韓国での法律面が問題でした。
友人と韓国渡航前から下記の記事には良く注意して、今回臨みました。
https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-price-hits-2850-in-south-korea-extreme-premiumjp/jp
企業であれ、個人であれ、10,000ドル以上ビットコインで利益を上げてしまえば、法によって厳しく取り締まられてしまうからだ。加えて、ビットコイン取引所は、追加のユーザー認証をユーザーに対して求めることが義務付けられている。
かなりの差額があるにも関わらず、誰もしていないというのは理由があるということですね^^;
実際、現地でのヒアリングでも上記の記事の整合性は取れましたので、かなり実現性は困難ということが分かりました。
他にも、日本への送金の問題や、日本でのウォンの両替などの問題もあります。
多少の問題でならと考えておりましたが、さすがに法律面での問題となると話にならず断念した次第です。
今回、備忘録的な記事として日本と韓国間でのビットコインの差額を用いたアービトラージビジネスが困難であることをお伝えしてみました。